久米島町町政施行20周年記念大会の特別記念品として、フルの部とハーフの部、男女上位3名、計12名の方には「ガローシ釉」を贈呈します!
ガローシ釉について
2021年8月13日、小笠原諸島で海底噴火があり多くの軽石が沖縄全域に漂着しました。久米島町においても11月6日に海岸線への漂着が確認され漁業、観光業を中心に大きな損害を与え、厄介者扱いされていました。
そんな中、やちむん土炎房を経営する宇江城氏は、この軽石を焼き物の「釉薬原料」に使えないかと考え、約二か月間、試行錯誤を重ねました。そうして出来た釉薬を使い窯出しを行ったところ、潤いのある艶に包まれた黒色系の焼き物が焼きあがりました。その見た目は、軽石に含まれる成分の違いから「紫色」にも「青色」にも見え、またその中には無数の星を散りばめたような「黄金色」の粒が点在しています。久米島100%の素地(粘土)との相性も抜群に良く、奥深い味わいのある表情と景色を見せてくれます。
そんな軽石釉薬を久米島の方言にちなんで「ガローシ釉」と名付けられました。
例年は、フル・ハーフの部上位入賞者へ記念シーサーが贈られていましたが、今年は町政施行20周年記念大会の特別品として「ガローシ釉」を贈呈します。
「ガローシ釉」は軽石釉薬を使用した焼き物ということで注目され、沖縄県立博物館にて常設展示されています。